スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
分かり合うことができた【劇場版公開直後】 

 さて、順次00の感想記事を再掲してきましたが、
 遂に劇場版の番が巡ってきました!(*'▽')ノ
 ここまでブログの運営を頑張ってきた(と言ってもほとんど旧ブログの流用記事なんですが・笑)のも、
 一期や二期ももちろんですが、
 なによりも私が胸打たれまくった00劇場版の素晴らしさを、
 一人でも多くの人に改めて伝える場が欲しかったから。
 その想いが、ようやく叶おうというのです、
 こんなに嬉しいことも他にありません!

 ―というわけで、これ以降、
 『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』公開当時に書いた記事を、
 複数回に渡って掲載していく予定です。
 …作品への思い入れが強過ぎて、
 ただただ長いだけの駄文に成り果てていますが、
 それでもいいという心優しい方がいらっしゃいましたら、どうぞお付き合いください。

 とりあえず、今回は前振りということで、
 劇場版公開翌日に書いた『分かり合うことができた』という記事を再掲します。
 この記事は、劇場版公開当時、賛否両論を巻き起こしたED後のシーンにスポットを当て、
 私なりの考察、そして感想を記したものです。
 先に公開済みの『全てが収斂されたラスト』と合わせると、
 劇場版に対する私の想いをより明確にご理解いただけるかと思いますので、
 合わせてお読みいただければ幸いです^^。
 
 (元記事作成日:2010/09/19)

 …一人の老婦人が、穏やかな笑みを湛えた表情で、オルガンを奏でています。
 その曲は、「TOMORROW」―そう、この女性は、マリナ様。
 成人した子供たちと共に写った写真を傍らに飾る彼女ですが、
 どこが静かな郊外に建っているらしいその家には、彼女の他に人の気配はなくて。
 おそらくは皇女を退位したのだろうマリナ様、
 余生をひとり静かに、慎ましく送っているその様子が、
 非常に彼女らしくて、なんだかそれだけで目頭が熱くなってしまいます―。

 そして、その家に続く花に囲まれた小道を、一歩一歩進んでくる、ある人物。

 来訪者に気が付いたマリナ様は、オルガンを弾く手を止め、
 その人がいるらしきドアの方向に向き直り、申し訳なさそうに、少し笑います。
 
 「どなたかしら??ごめんなさい、私、目が不自由で…」

 「マリナ・イスマイール」

 ―1回目観た時は、全く意味が分からなくて、
 感動よりも先にクエッションマークの大群に脳内を支配された私。
 年を重ねたマリナ様と、
 若かりし頃のままで且つメタルチックな刹那とのギャップが余りに強烈過ぎて、
 完全に思考がオーバーヒート状態に陥っちゃってました(苦笑)
 実際、1回目観終わったあとは、ただ呆然としてるだけでしたから…(^∀^;)

 でも、不思議ですよね。
 色々自分なりに考えを整理して臨んだ2回目の鑑賞では、
 「分かった」とまではいかないですが、
 なんとなく“視えて”くるものがあって。
 気が付いたら、少し泣いている自分がいました。

 ぶっちゃけ、刹那の状況は今でも良く分かりません。
 とりあえず、以下のような感じかなぁとは思っていますが。

 ・量子化し、ELSの母星までワープした刹那は、ELSとの意識共有に成功。
  刹那のことを理解したELSは、
  刹那の潜在意識にある平和の象徴である「花」に擬態し、攻撃を止めた。
 ・しかし、ELSの母星は遥か遠い場所にあり、
  クアンタの不具合か何かでワープを使うことができなくなった刹那は、
  地球圏に戻ってくることができない―そしてそのまま長い時間が流れた。
 ・もともと純粋種のイノベイターとして覚醒していたことに加え、
  ELSと融合した(??)刹那の身体は老化が抑制され、
  若い姿のままほとんど年をとらなかった。
 ・それでも彼は、クアンタに乗り、地球に、マリナ様のところに戻ってきた。


 う~~~ん、この辺りについては、
 後に発売されるであろう小説や設定集で確認するしかないとして。

 重要なのは、刹那とマリナ様のやりとり。

 マリナ様の名前を呼ぶ刹那の声があまりに優しくて、
 そこで半端なく心がグッ!!と揺さぶられっ(涙) 
 加えて、刹那の「永い時間がかかってしまった…」という言葉、
 「私たち、すれ違ってばかりいたから…」というマリナ様の言葉に、
 これまた「ああああああぁぁぁ…っ!!」となってしまってっ!!
 …本当にねぇ、永かったねぇ…色々なことが。
 過ぎてしまった時間、
 二人がここまで来るのに費やした時間の永かったこと、永かったこと…。
 最近、刹マリにがっつり心奪われちゃってる私には、
 一連のラストシーンの全ての要素が目頭を熱くする要素で…。
 刹那とマリナ様が再び出逢うというシーン自体は、
 私が「こうなって欲しい!!」と妄想したものとほとんど同じではあったんですが。
 あまりに時間が経ち過ぎているという現実が、最初はただただ哀しくて。
 ―流れた涙は、「哀しい」という気持ちをベースにしたものでした。
 二人があまりにも報われないと思って…。

 でも、違ったんですよね。悲観的になる必要なんてなにもなくて。
 
 「君が、正しかった」
 「…いいえ、あなたも間違っていなかったわ」
 
 マリナ様の手をそっと取る刹那。
 そして、見えない目尻から溢れる涙を指で拭いながら、
 穏やかに微笑んでみせるマリナ様。
 ―もうこのシーンで、哀しみは吹っ飛んでいきましたよ、私!!
 時間が経ち過ぎてしまったとかそんなことは、
 二人にとってはもはや重要な問題ではなく…。
 同じものを求めながら、永い間すれ違い続けてきた二人が、
 この瞬間、ようやく互いに向き合い、触れ合うことができたんですから―。

 確かに、たくさんの時間が流れた。
 加えて、二人の間には、あまりに“違うこと”が多すぎて…。
 イノベイターである刹那、異質なものと融合した刹那、若い刹那。
 人間であるマリナ様、年を取ったマリナ様。
 ―それでも。
 「俺たちは/私たちは、分かり合うことができた―…」
 今この瞬間にですら“違うこと”ばかりであるはずの二人が、
 相互理解を肯定し、互いを優しく抱きしめ合う―。
 こんなに切なくて、でも尊くて、そして美しい抱擁を、
 私は他に知りません…。  
 ELSと融合した(??)クアンタが、
 分かり合うことができた二人に呼応するように、
 その表面を花に変えていく演出も、圧巻で―。

 
 最後まで君のことを 僕は欲しがるだろう。

 やっと 出逢えたんだね。


 ―今の私、このシーンを思い浮かべながら『クオリア』を聴くと、
 反射的に目頭が熱くなってきて涙が出てきます…(涙)

 このラストが、二人にとってハッピーエンドかどうかと言えば、
 必ずしも「YES」ではないと思います。
 繰り返しにはなりますが、本当に、時間が経ち過ぎてしまったから…。
 年老いたマリナ様に残された時間はそう永くはないでしょうし、
 逆にイノベイターである刹那は常人より永い寿命をこれから生きていかなければならない。
 …こんなに切ない気持ちになるラストを、
 単純に“ハッピーエンド”と呼ぶことはできないでしょう。
 でも、本当に、これだけは言えます。

 「とても優しく、そして美しいラストでした」

 00のTVシリーズから今回の劇場版、
 それら全ての中でも、一番好きで、大事にしたいシーンです、このラスト。

関連記事
 

秘密にする

 
トラックバックURL
http://grhm2307.blog.fc2.com/tb.php/121-757014d0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。